Overview

新しい超音波二枚コントロールdbk+4は、その前身の複数のバリエーションを単一のユニットに収め、全く新しい使用の可能性を開きます。

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特徴

  • 3種類のコントロールインプット 特殊シートモード、トリガーモード、ティーチインなど
  • ティーチイン 特殊なシートを検知するためシートごとに設定するモード
  • 90°横置きタイプ 様々な取り付けスペースへの対応
  • M18ハウジングのレシーバー
  • M12ハウジングのよりコンパクトなトランスミッター、レシーバー

ベーシック

  • 0枚、1枚、2枚以上のシートを検知
  • 設定不要
  • 0枚検知、2枚検知アウトプット
  • トランスミッターとレシーバーの間隔を選択可能 20mm〜60mm
  • トリガーモード
  • リンクコントロールを使用してパラメーター化可能

詳細

二枚検知センサーの原理

超音波を発信するトランスミッターはシートの下側に設置します。トランスミッターから発信された超音波はシートを振動させ非常に小さな音波を生み出し、その音波はレシーバーでとらえられ測定されます。この音波は2枚以上のシートが存在すると非常に弱くなり、レシーバー側にはほとんど到達しません。この様な特性を生かし、dbk+4は、0枚、1枚、2枚以上の検知をすることができます。

Funktionsprinzip Doppelbogenkontrolle

検知の原理

dbk+4の用途:

  • 枚葉印刷機
  • 組立機
  • 紙折機
  • 紙工機械
  • 太陽電池、ウエハー生産機
  • ラベルマシン
  • 基板搬送装置
  • Battery cell production

3つのモード

新しいdbk+4は、コントロールインプットの設定により、3つの検知モードをあらかじめ選択することができます。標準モードは、20g/m2〜1200g/m2までのシートに対応します。20g/m2未満の極端に薄いシートは薄物用のモードにする事で対応することができます。厚物用のモードも選択可能です。ボール紙や上質段ボールに対応します。 各検知モードの変更は稼働中に行う事が可能です。シート材質毎にティーチングする必要はありません。 もしコントロールインプットに何も接続しなければ、dbk+4は標準モードで稼働します。このように、非常に多種多様なシートを検知する事が可能です。

ティーチイン

ティーチインは、3つのモード切替をしても検知することができないような特殊シートを検知する為に利用します。ティーチインはC3コントロールインプットを利用して3秒以上、検知対象シートをセンサー間に挿入することにより設定します。緑色のLEDが点灯すれば、ティーチインの設定は成功です。設定したシートを検知する事が可能になります。 ティーチインは、薄い和紙やウエハーの様な物を検知するときに利用します。

取り付け

トランスミッターとレシーバーの推奨間隔は40mmです。(アンプ分離タイプM12の場合は20mm) この間隔は20〜60mmの範囲で、変更することができます。間隔の設定変更についてはティーチイン、またはリンクコントロールソフトウェアで設定する事ができます。

二枚検知

最適な位置決め

シートの材質が紙や薄いフィルムなどの場合、シートに対して垂直にセンサーを設置することができます。垂直取付にしても機能の低下はありません。上質段ボール、薄い金属板、ウエハー、またはクレジットカードのような非常に厚いプラスチックの場合、dbk+4は、特定の角度αで設置されなければなりません。

上質段ボールの場合は、α ≥ 35°、薄い金属板や非常に厚いプラスチックの場合は27°、ウエハーの場合は11°が最適な角度です。

フリーランモード

dbk+4は、フリーランモードが標準の動作モードとなります。これは、常に超音波を発信し、一定時間で繰り返し検知をするモードです。稼働中でも、コントロールインプットを切り替えることにより、検知モードを変更することができます。


C1 C2 C3
Standard 0 0 0
Thick 0 1 0
Thin 1 0 0
Teach-in mode 1 1 0
Teach-in 1 1 1
フリーランモード – 検知モードの設定

トリガーモード

トリガーモードは、コントロールインプットに信号を送ったときのみ、つまり任意のタイミングでのみ超音波を発信し、シート枚数を検知するモードです。この機能は、リンクコントロールソフトウェアを用いてパラメータ化されます。エッジトリガーとレベルトリガーの間で選択されます。C2コントロールインプットがトリガー信号を受信します。


C1 C2 C3
Standard 0 tr 0
Thin 0 tr 1
Teach-in mode 1 tr 0
Teach-in 1 tr 1
トリガーモード – 検知モードの設定

稼働中でも、C3コントロールインプットを切り替えることにより、検知モードを変更することができます。

トリガーモード – エッジコントロール

トリガーモード – レベルコントロール

リンクコントロール

dbk+4は、リンクコントロールソフトウェアを用いて、包括的にパラメーター化することができます。このためには、dbk+4をLCA-2リンクコントロールアダプターに接続しなければなりません。リンクコントロールソフトウェアを使用するには、USBケーブルで、LCA-2をPCに接続します。

以下のパラメーターを個々に設定出来ます:

  • トランスミッターとレシーバーの間隔
  • 2枚検知 - NOC/NCC
  • 1枚もしくは0枚検知 - NOC/NCC
  • トリガーモードのオンオフ
  • エッジトリガーの上昇下降エッジ
  • レベルトリガーのハイ・ロウアクティブ
  • 2枚検知の起動時間
  • 2枚検知の復帰時間
  • 検知モードの基準値

    4つのバリエーション

    様々なアプリケーションに対応

    dbk+4/3CDD/M18 E+S

    標準タイプ:トランスミッターとレシーバーで構成されており、形状はM18ねじシリンダー型となります。レシーバーの長さはわずか60.2mmで、この中に全ての測定・評価エレクトロニクスが内蔵されています。トランスミッターのハウジング長さは21mmです。トランスミッターとレシーバーは2ピンプラグで接続します。

    dbk+4/WK/3CDD/M18 E+S

    レシーバー横置きタイプ:レシーバー本体を横置にしております。

    dbk+4/M18/3CDD/M18 E+S

    アンプ分離タイプM18:通常レシーバーに内蔵されている測定・評価エレクトロニクスをレシーバーから分離させたタイプ。センサー取付部にスペースが無い場合に。

    dbk+4/M12/3CDD/M18 E+S

    アンプ分離タイプM12:センサー部と本体を分離したタイプ。M12のセンサー部およびセンサー間距離20mmで、更にコンパクトに。